サステナビリティ
熊本市のSDGs(持続可能な開発目標)への取組み
熊本市は、持続可能な社会の実現を目指してSDGsに積極的に取り組んでおり、令和元年度(2019年度)に内閣府より「SDGs 未来都市」に選定されました。
環境面・経済面・社会面における様々な地域課題の解決はもとより、国際社会の一員としてのグローバルな視点を持ちながら、あらゆる施策においてSDGsの理念を踏まえて取り組んでおり、市民が住み続けたい、誰もが住んでみたくなる、訪れたくなるまち「上質な生活都市」の実現に向けSDGsを推進しています。
SDGs推進に向けた取組み
地域防災力の向上
内閣府は「SDGs未来都市」の中でも特に先導的な取組みを自治体SDGsモデル事業」としており、令和元年度、本市が選定されました。本事業では、平成28年(2016年)に発生した熊本地震での経験をいかし、自主自立のまちづくりを行う「地域主義」という基本理念にもとづいた防災力の向上、さらに、ライフラインの強靭化を促進しています。
食品ロス削減の取組み
食品ロス削減の取組みにご協力いただける店舗を「食品ロスゼロ協力店」として登録しており、協力店の目印となるステッカーと店内で使用できる啓発グッズを配布、「店舗から広げる食品ロス削減の輪」として、市民や観光客の皆様に食品ロス削減を呼びかけています。
フェアトレードシティくまもと
平成23年(2011年)6月、日本初、アジア初、世界で1,000番目のフェアトレードシティ(まち全体でフェアトレード[貧困のない公正な社会をつくるための「公平で対等な貿易」]を応援する都市)に認定されました。
持続的な推進を図るためのプログラム
GDS-Index
GDSとは、「Global Destination Sustainability」の略語であり、オランダのアムステルダムに本部を持つICCA(国際会議協会)が中心となって運営する、国際会議や展示会など、MICEの持続的な推進を図るためのプログラムです。このGDSは、MICEや観光の視点から参加している世界各国100都市以上の持続可能な取組みを、環境、社会発展、サプライヤー、都市運営の4項目で指標化しランキング形式で公表しています。熊本市は2023 年から参加し、持続可能な都市の実現を目指しています。
日本で初めてGDSアワードを受賞
GDSアワードの4つある賞の一つ「Most Improved Destination Award 2024」を熊本市との連名で受賞しました。本賞は、前年と比較し最もGDS指標が伸びた都市に贈られるものであり、GDSアワードの受賞は日本初です。


GDSアワード受賞式にて
他都市の受賞者の方々と笑顔の熊本市職員

サステナビリティレポート2024
本記事の内容と、当協会がサステナブルなMICEを実現するための基本的な方針を定めた「サステナビリティポリシー2025-2027」をレポートとしてまとめました。毎年度更新を行い、サステナビリティ推進の状況を報告して参ります。