サステナビリティ
2025 GDS-Index:熊本市が世界TOP33に選出されました!
本市では、国際会議等のMICE誘致促進を図るため、2023年度よりGDSに参加しております。今年度は、世界第33位にランクインし、アジア・パシフィック圏では第7位、日本では第1位という快挙を達成いたしました。
GDSスコアは、昨年度の63.42%から約11ポイント向上し、74.54%となりました。「熊本城ホールサステナビリティガイド」策定や、関連セミナーの開催などの取り組みが高く評価され、今回の結果につながりました。
GDS公式ホームページはこちら:GDS-Index Top 40 Cities(外部リンク)
熊本市のSDGs(持続可能な開発目標)への取組み
熊本市は、持続可能な社会の実現を目指してSDGsに積極的に取り組んでおり、令和元年度(2019年度)に内閣府より「SDGs 未来都市」に選定されました。
環境面・経済面・社会面における様々な地域課題の解決はもとより、国際社会の一員としてのグローバルな視点を持ちながら、あらゆる施策においてSDGsの理念を踏まえて取り組んでおり、市民が住み続けたい、誰もが住んでみたくなる、訪れたくなるまち「上質な生活都市」の実現に向けSDGsを推進しています。
SDGs推進に向けた取組み
地域防災力の向上
内閣府は「SDGs未来都市」の中でも特に先導的な取組みを自治体SDGsモデル事業」としており、令和元年度、本市が選定されました。本事業では、平成28年(2016年)に発生した熊本地震での経験をいかし、自主自立のまちづくりを行う「地域主義」という基本理念にもとづいた防災力の向上、さらに、ライフラインの強靭化を促進しています。
食品ロス削減の取組み
食品ロス削減の取組みにご協力いただける店舗を「食品ロスゼロ協力店」として登録しており、協力店の目印となるステッカーと店内で使用できる啓発グッズを配布、「店舗から広げる食品ロス削減の輪」として、市民や観光客の皆様に食品ロス削減を呼びかけています。
フェアトレードシティくまもと
平成23年(2011年)6月、日本初、アジア初、世界で1,000番目のフェアトレードシティ(まち全体でフェアトレード[貧困のない公正な社会をつくるための「公平で対等な貿易」]を応援する都市)に認定されました。
持続的な推進を図るためのプログラム
GDS-Index
GDSとは、「Global Destination Sustainability」の略語であり、オランダのアムステルダムに本部を持つICCA(国際会議協会)が中心となって運営する、国際会議や展示会など、MICEの持続的な推進を図るためのプログラムです。このGDSは、MICEや観光の視点から参加している世界各国100都市以上の持続可能な取組みを、環境、社会発展、サプライヤー、都市運営の4項目で指標化しランキング形式で公表しています。熊本市は2023 年から参加し、持続可能な都市の実現を目指しています。
日本で初めてGDSアワードを受賞
GDSアワードの4つある賞の一つ「Most Improved Destination Award 2024」を熊本市との連名で受賞しました。本賞は、前年と比較し最もGDS指標が伸びた都市に贈られるものであり、GDSアワードの受賞は日本初です。


GDSアワード受賞式にて
他都市の受賞者の方々と笑顔の熊本市職員
サプライヤー分野の課題解決に向けた取組
令和7年(2025年)のGDSスコアは74.5%となり、2024年の63.4%から約18%向上しました。一方で、「サプライヤー」分野のスコアは50.0%にとどまり、スコアの向上が引き続き課題となっています。
この課題の解決に向けて、熊本国際観光コンベンション協会では、地域事業者との連携強化やサステナビリティの普及促進を目的に、以下の取組を実施しています。
①ユニークベニューを活用した地域貢献
熊本県内の歴史的建造物や文化施設などを活用したユニークベニューコンテンツの開発を進めるとともに、地域経済への貢献と熊本の魅力発信に取り組んでいます。
令和8年(2026年)2月には、熊本市南区川尻で150年以上にわたり酒造りの伝統を受け継ぐ酒蔵「瑞鷹」においてユニークベニュー利用促進実証事業を実施しました。今後もMICE参加者に熊本の歴史や文化を体感していただくとともに、地域事業者の活用による経済効果の創出を図ってまいります。
また、このような取組を通じて、地域の伝統産業の価値を広く発信し、次世代への継承にもつなげてまいります。
②賛助会員向けサステナビリティ研修セミナーの開催
当協会では、賛助会員を対象に、気候変動やSDGs、持続可能なMICE運営をテーマとしたサステナビリティ研修セミナーを令和7年(2025年)2月に開催しています。約18セミナーを通じて、地域事業者のサステナビリティに対する理解と意識の向上を図るとともに、持続可能な事業活動の推進を支援しています。
セミナー参加者からは、「地域資源を深く理解することで新たな繋がりや事業の可能性を感じた」「学びをビジネスに活かしたい」といった前向きな声が寄せられました。一方で、「具体的な事例をより多く知りたい」「少人数で専門家に相談できる機会がほしい」といったご意見もいただいています。
こうしたご意見を今後のセミナーの企画・運営に反映し、より実践的で参加しやすい学びの場を提供するとともに、地域事業者との連携を一層強化し、サプライヤー分野のさらなる向上を目指してまいります。
③MICEによる経済波及効果
熊本市では、MICEの誘致・開催を通じて、地域経済の活性化を推進しています。
MICEによる経済波及効果は、令和元年度(2019年度)の38億円から、新型コロナウイルス感染症の影響により、令和2年度(2020年度)は5億円、令和3年度(2021年度)は6億円まで減少しました。
その後、MICE開催件数の回復に伴い、令和4年度(2022年度)は20億円、令和5年度(2023年度)は46億円まで回復し、令和6年度(2024年度)には60億円に増加しました。令和7年度(2025年度)は58億円となりましたが、引き続き高い水準を維持しています。
今後も、国内外からのMICE誘致・開催を推進し、令和9年度(2027年度)の目標である80億円の達成に向けて着実に取り組むとともに、宿泊、飲食、交通、観光など幅広い分野への経済波及効果のさらなる拡大を目指してまいります
サステナビリティレポート2024
本記事の内容と、当協会がサステナブルなMICEを実現するための基本的な方針を定めた「サステナビリティポリシー2025-2027」をレポートとしてまとめました。毎年度更新を行い、サステナビリティ推進の状況を報告して参ります。


